講義「都市と芸術」平成２４年度版: 第11回　続・アフロディーテ（ヴィーナス）の誕生マリリン・モンローの２０世紀

2012年6月24日日曜日

第11回　続・アフロディーテ（ヴィーナス）の誕生マリリン・モンローの２０世紀

第11回　続・アフロディーテ（ヴィーナス）の誕生マリリン・モンローの２０世紀 Birth of Venus (Part 2) 担当：松田義幸尚美学園大学学長講義で使用している資料 PDF形式 PDF形式＜br＞

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ようこそ「都市と芸術」講座へ

みなさんはユネスコ（UNESCO）の世界遺産を訪問したことがありますか。世界文化遺産や芸術遺産を大切にしている古都を訪れたとき、わたしたちはそこで古の人々の生活文化や祝祭、芸術の実際をありありと想い起こし、時間を超えた異文化交流を体験することができます。しかしそのためには、わたしたちにも準備が必要です。古典といわれている名著（Great Books）をテキストに、事前の学習をしておくと、旅の感動が何倍にもなるでしょう。本年度の講義ではそうした学習の方法を、西洋の芸術における「愛の勝利（Love Conquers All）の系譜」をテーマに学びます。（講師・松田大学学長）

ドビュッシー、音楽と美術〜印象派と象徴派のあいだで

第１１回マリリンモンローの２０世期関連

出演作品

▪ 1947年：『嵐の園』『Dangerous Years』

▪ 1948年：『Ladies of the Chorus』

▪ 1949年：『Love Happy』
▪ 1950年：『彼女は二挺拳銃（A Ticket to Tomahawk）』
▪ 1950年：『アスファルト・ジャングル（The Asphalt Jungle）』
▪ 1950年：『イヴの総て｛All About Eve｝』
▪ 1951年：『ふるさと物語（Home Town Story）』『Love Nest』
▪ 1952年：『ノックは無用（Don't Bother to Knock）』
▪ 1952年：『モンキー・ビジネス（Monkey Business）』
▪ 1952年: 『人生模様 (O. Henry's Full House)』
▪ 1953年：『ナイアガラ（Niagara）』
▪ 1953年：『紳士は金髪がお好き（Gentlemen Prefer Blondes）』
▪ 1953年：『百万長者と結婚する方法（How to Marry a Millionaire）』
▪ 1954年：『帰らざる河（River of No Return）』
▪ 1954年：『ショウほど素敵な商売はない
　　　　　　　（There's No Business Like Show Business）』
▪ 1955年：『七年目の浮気（The Seven Year Itch）』
▪ 1956年：『バス停留所（Bus Stop）』
▪ 1957年：『王子と踊子（The Prince and the Showgirl）』
▪ 1959年：『お熱いのがお好き（Some Like It Hot）』 - ゴールデングローブ賞主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門)受賞
▪ 1960年：『恋をしましょう（Let's Make Love）』
▪ 1961年：『荒馬と女（The Misfits）』
River of No Return(帰らざる河)‐Marilyn Monroe

第６回ピーターパンとウェンデイ

チャールズ・ディケンズ(1812-1870) 『クリスマス・キャロル』
ルイス・キャロル(1832-1898) 『不思議な国のアリス』『鏡の国のアリス』
ロバート・ルイス・スティーブンソン(1850-1894) 『宝島』
アーサ‐・コナン・ドイル(1859-1930) 『シャーロック・ホームズ』
ケネス・グレアム(1859-1932) 『川辺にそよ風』
J.M.バリ(1860-1937) 『ピーターパンとウェンディ』
ラディヤード・キプリング(1865-1936) 『ジャングル・ブック』
ベアトリクス・ポター(1866-1943) 『ピーター・ラビット』
H.G.ウェルズ(1866-1946) 『タイム・マシーン』『宇宙戦争』
A.A.ミルン(1882-1956) 『くまのプーさん』
ヒュー・ロフティング(1886-1947) 『ドリトル先生物語』
J.R.R.トールキン(1892-1973) 『指輪物語』
C.S.ルイス(1898-1963) 『ナルニア国物語』
パメラ・L.トラバ(1899-1996) 『メアリー・ポビンズ』etc.

ワーズワースについて
http://ja.wikipedia.org/wiki/ウィリアム・ワーズワース
ワーズワースの作品集
http://www.bartleby.com/145/wordchrono.html

第５回講義関連　パンの仲間を探し

ピーターパンの祖先原自然、人間の原像のシンボル半獣神パン、サテュロスたち
パン　http://ja.wikipedia.org/wiki/パーン_(ギリシア神話)
サテュロスhttp://ja.wikipedia.org/wiki/サテュロス
シレノスhttp://ja.wikipedia.org/wiki/シーレーノスなど。

　パックが出てくる作品
　　▪ ウィリアム・シェイクスピアの戯曲『夏の夜の夢』
　　▪ パック (衛星) - 天王星第15衛星
　　クロード・ドビュッシーのピアノ曲『前奏曲集』第1巻第11曲。

ファウヌス　http://ja.wikipedia.org/wiki/ファウヌス　イタリア神話
プーカ　http://ja.wikipedia.org/wiki/プーカ　アイルランド・ウェールズ神話

第４回講義関連

母権性の研究に関連して
1861 バハオーフェン『母権制』の出版。
1871 H.シュリーマンのトロイア遺跡の発掘。
1876 H.シュリーマンのミケーネ遺跡の発掘。
1900 A.エヴァンスのクレタのクノッソス遺跡の発掘.線文字Aと線文字Bの発見 1962 R.グレーヴス『ギリシア神話』の出版。
1983 B.ウォーカー『女性の神話・伝承辞典』の出版。
1994 E.フロム『愛と性と母権制』の出版。
2001 上山安敏『神話と科学』の出版。

その他、母権性の影響を受けた研究者

モルガン、エンゲルス、ベーベル、ゲオルゲ、クラーゲス、ボードレール、ヴェルレーヌ、マラルメ、ヘッセ、トーマス・マン、ゲルハルト・ハウプトマン、リルケ、ホフマン・スタール、ベンヤミン、ユング、フロム、カール・ケレーニィ、ヨハン・ホイジンガ等

父権性のローマ神話の神々

Zeus(Jupiter):オリンポス山の家父長の主神。
Apollon(Apollo):太陽神。Museの女神の指揮者。予言・医術を司る。
Hermes(Mercury):商業・学問・芸術・音楽・雄弁・発明・羊、交通の守護神。
Ares(Mars):軍神。
Hephaestus(Vulcan):火と鍛冶の神。 Poseidon(Neptune):海神。
Dionysus(Bacchus):祭神。ワインと演劇の神。
Hera(Juno):Zeusの妻。大地母神。 Demeter(Ceres):農耕の女神。
Aphrodite(Venus):弓と矢を持つErosを従えた愛と美の女神。
Athena(Minerva):知恵と戦争の女神。
Artemis(Dianna):月女神。狩猟の女神。森林・野獣の守護神。
時に、炉の女神のHestia(Vesta)、大力無双の神のHerculesが入ることもある。

第３回講義の関連

ケンジントン公園のピーターパン（英語サイト）
　　あらすじhttp://neverpedia.com/pan/Read:Peter_Pan_in_Kensington_Gardens　　　
　　　
ピーター・パン
登場人物
▪ ピーター・パン
▪ ウェンディ・モイラー・アンジェラ・ダーリング
▪ ティンカー・ベル
▪ タイガーリリー
▪ ジョージ・ダーリング
▪ メアリー・ダーリング
▪ フック船長など。

第３回講義参考文献
1)ヘロドトス『歴史』
2)オウディウス『変身物語』
3)プラトン『饗宴』
4)ニーチェ『悲劇の誕生』

第２回関連

第２回ピーターパンに関連して
ネヴァーペデイア　http://neverpedia.com/pan/Peter_Pan
登場人物
▪ Peter Pan
▪ Wendy Darling
▪ Captain Hook
▪ Tinker Bell
▪ Lost Boys

映画・ミュージカルなど
▪ 1924 silent film (Betty Bronson)
▪ 1950 stage musical (Jean Arthur)
▪ 1953 Disney musical (Bobby Driscoll)
▪ 1954 stage musical (Mary Martin, Sandy Duncan, Cathy Rigby)
▪ 1976 TV musical (Mia Farrow)
▪ Peter Pan no Bōken
▪ Peter Pan and the Pirates
▪ Hook (Robin Williams)
▪ Return to Never Land
▪ 2003 live-action film (Jeremy Sumpter)
▪ Tinker Bell films
サー・ジェームズ・バリ　http://neverpedia.com/pan/J._M._Barrie

小説
『小さな白い鳥』"The Little White Bird"（1902年）
『ケンジントン公園のピーターパン』"Peter Pan in Kensington Gardens（1906
『ピーターパンとウェンディ』 "Peter and Wendy"（1911年）
翻訳鈴木重敏、東逸子　訳『小さな白い鳥』パロル舎 F.D. ベッドフォード画　石井桃子訳『ピーター・パンとウェンディ』福音館文庫福音館書店
映画『ネバーランド』（2004年、アメリカ／イギリス）

第２回の参考文献
グレーブス『ギリシア神話』高杉一郎訳紀伊國屋書店
オウディウス『変身物語』中村善也訳岩波文庫
ニーチェ『悲劇の誕生』秋山英夫訳岩波文庫
バリ『ピーターパン』本多顕彰訳新潮社
バリ『ピーターパンとウェンディ』高杉一郎訳講談社
プラトン『法律』森進一ほか訳岩波文庫

パストラルに関連する音楽

Clément Janequin(ジャヌカン): Petite Nymphe folastre(かわいいニンフ)

John Wilbye(ウィルビー): Adieu, sweet Amarillis(さよなら,いとしいアマリリス) Thus Saith My Cloris Bright(かしこいクローリス)

John Farmer(ファーマー): Fair Phyllis I saw sitting(美しいフィリス) Fair nymphs, I heard one telling(美しいニンフよ,私は誰かが語るのを聞いた)

William Byrd(バード): Though Amaryllis dance(アマリリスが踊れば)

Thomas Weelkes(ウィールクス): Now is my Cloris fresh as May(今こそクローリスが五月のように) Phyllis go take thy pleasure(フィリスは喜びを得た) Sing shepherds,after me(羊飼いたちよ,私に続いて歌え) We shepherds sing(私たち羊飼いは歌う)

Francis Pilkington(ピルキントン): Rest sweet Nimphs(眠れ,いとしいニンフよ)

Robert Johnson(ジョンソン): Full fathom five(五尋の深み)←シェイクスピア『テンペスト』の劇中歌 Where the bee sucks(蜜蜂の吸うところ)←同

Andrea Gabrieli(A.ガブリエーリ): Tirsi, morir volea(ティルシ,私は死にたい)

Luca Marenzio(マレンツィオ): Cruda Amarilli(むごいアマリッリ) Tirsi, morir volea(ティルシ,私は死にたい)

Claudio Monteverdi(モンテヴェルディ): Tirsi e Clori(ティルシとクローリ),ストリッジョ詞Dolcemente dormiva la mia Clori(私のクローリは優しくまどろんでいた),T. タッソー詞/5 声のマドリガーレ集第 2 巻 Cruda Amarilli(つれないアマリッリ)/5 声のマドリガーレ集第 5 巻 O Mirtillo, Mirtill' anima mia(おお,わが心のミルティッロ),G.B.グァリーニ詞/同

Ecco, Silvio(さあ,シルヴィオ),G.B.グァリーニ詞/同 Ecco, Silvio(ほら,シルヴィオ)/同 M'e piu dolce il penar per Amarilli(アマリッリのために苦しむのは),G.B.グァリーニ詞 Amarilli,onde m'assale(アマリッリよ,新しい情熱の鋭い矢が私を襲うので), G.キアブレーラ詞/3 声のスケルツィ・ムジカーリ(音楽の諧謔) La pastorella mia spietata(無慈悲な羊飼いの少女),G.キアブレーラ詞/同 Clori amorosa(愛しのクローリ),G.キアブレーラ詞/同 Ma te raccoglie(もしニンフが拾い上げて)/5 声のマドリガーレ集第 6 巻 Qui rise, o Tirsi(ティルシよ,美しいクローリが),G.B.マリーノ詞/同 Ninfa che scalza il piede(ニンフは裸足で髪をほどいて) Ninfa che scalza il piede(はだしのニンフが) Lamento della Ninfa, Non havea Febo ancora(ニンファの嘆き),O.リヌッチーニ詞

Guilio Caccini(カッチーニ): Amarilli, mia bella(アマリッリ,私の美しい人)

2012年6月24日日曜日

第11回 続・アフロディーテ（ヴィーナス）の誕生 マリリン・モンローの２０世紀

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